LINEで電子チケットを販売するには?仕組みと導入手順をわかりやすく解説
コラム

公開日:2026年9月11日
この記事でわかること
・LINE電子チケットの仕組みと導入するメリット・注意点
・主催者がLINEで電子チケットを販売するまでの導入手順
・イベントの規模や目的に合わせたシステムの選び方
・おすすめの電子チケット連携サービス3選とその特徴
イベントの集客やチケット管理で、LINEの活用を検討しているものの、具体的な方法がわからずお困りではないでしょうか。結論として、LINE公式アカウントと電子チケットシステムを連携させることで、コスト削減や業務効率化など多くのメリットを得ながらスムーズにチケット販売を始められます。
この記事を読めば、電子チケットで実現できることの仕組みから、主催者・利用者それぞれの使い方、さらにはおすすめの連携サービスまで理解でき、スムーズな導入が可能になります。
LINEで送れる電子チケットとは?スマホで完結する仕組みを解説

ラインで送れる電子チケットのサービスとは、購入から受け取り、当日の入場までをすべてスマートフォン上で完結できる仕組みです。
利用者はLINEアプリを通じてチケット情報を受け取り、イベント当日はスマホ画面を提示するだけで入場できます。
主催者は、LINE公式アカウントと電子チケットシステムを連携させることで、チケット販売から顧客管理、当日の入場受付までを効率的に行えるようになります。
紙チケットとはここが違う!電子チケットの基本的な仕組み
電子チケットの基本的な仕組みは、紙チケットのように物理的な券面を発行せず、デジタルデータとしてチケットを管理する点にあります。
購入者はオンラインで決済を済ませると、スマートフォンアプリや指定されたWebページ上にデジタルチケットが発行されます。
これにより、コンビニでの発券や郵送といった手間とコストが不要になり、購入後すぐに入手できるのが大きな違いです。
QRコードや電子スタンプなど主な認証方法の種類
電子チケットの主な認証方法にはいくつかの種類があります。最も一般的なのは、スマートフォンに表示したQRコードを専用のリーダーで読み取り認証する方法です。
また、スマートフォンの画面に直接電子スタンプを押して認証するユニークな方式もあります。
その他、係員が画面をスワイプする「もぎり」操作を行うタイプや、顔認証技術を用いた高度な認証方法も存在します。
【利用者・主催者別】LINEで電子チケットを導入するメリット
ラインを通じて電子チケットでやり取りすることは、チケットを購入する利用者と、イベントを運営する主催者の双方に多くのメリットをもたらします。
利用者にとっては利便性の向上が、主催者にとっては運営の効率化が大きな利点です。それぞれの立場から具体的なメリットを見ていきましょう。
【利用者側のメリット】紛失の心配なくLINEで簡単に受け取れる
利用者にとって最大のメリットは、チケットを紛失する心配がなくなることです。スマートフォンがチケット代わりになるため、保管場所に困ることもありません。
購入後はLINEを通じて通知が届き、簡単な操作でチケットを受け取れます。コンビニなどでチケットを発券する手間もかからず、手軽に入手できるのが魅力です。
【利用者側のメリット】発券の手間が不要で入場もスムーズに
電子チケットは、購入後にコンビニなどで別途発券する必要がありません。これにより、発券手数料や店舗へ行く手間を省けます。
イベント当日は、スマートフォンのチケット画面を受付に提示するだけでよいため、入場も非常にスムーズです。特に大規模イベントでの混雑緩和にもつながります。
【主催者側のメリット】チケットの印刷や郵送にかかるコストを削減できる
主催者側にとって、チケットの印刷代や購入者への郵送費、人件費といった物理的なコストを完全に削減できる点は大きなメリットです。
プレイガイドへの委託手数料などもかからず、システム利用料や販売手数料のみで運営できるサービスも多く、コスト構造を簡素化できます。
【主催者側のメリット】不正な高額転売の防止につながる
電子チケットは、購入者の情報と紐づいているため、不正な高額転売の防止に効果的です。
多くのサービスでは、スマートフォンの電話番号認証(SMS認証)を導入しており、本人以外が利用しにくい仕組みになっています。
【主催者側のメリット】入場管理を効率化し混雑を緩和できる
当日の入場受付業務を大幅に効率化できる点も主催者のメリットです。専用アプリや端末でQRコードを読み取るだけで瞬時に照合が完了します。
これにより受付スタッフの負担を軽減し、来場者の待ち時間を短縮、開演前の混雑を緩和できます。
事前に確認!LINE電子チケット利用時の注意点とデメリット

多くのメリットがある一方で、ラインを通じた電子チケットの利用にはいくつかの注意点も存在します。
特にスマートフォンというデバイスに依存するため、それに伴うリスクやトラブルの可能性を事前に把握しておくことが重要です。
スマホの充電切れや故障でチケットが表示できないリスク
電子チケットはスマートフォンでチケットを表示するため、当日の充電切れや端末の故障、紛失といったトラブルが発生すると入場できなくなるリスクがあります。
モバイルバッテリーの持参を促すなど、主催者側からの事前アナウンスも重要になります。
通信環境が不安定だと利用できない可能性がある
大規模な会場や地下などでは、多くの人が一斉にアクセスすることで通信環境が不安定になることがあります。
チケットの表示に時間がかかったり、最悪の場合は表示できずに入場できないトラブルにつながるリスクも考えられます。
スマホの操作に不慣れな人にはハードルが高い
スマートフォンの操作に慣れていない人にとっては、アプリのインストールやチケットの表示といった一連の使い方が難しく感じられる場合があります。
特に年齢層が高い顧客が多いイベントでは、丁寧な案内やサポート体制が求められます。
主催者向け|LINEで電子チケットを導入・販売する4つのステップ

ラインを活用して電子チケットで販売を開始するための基本的な使い方や流れは、大きく4つのステップに分けられます。
この手順に沿って準備を進めることで、初めての方でもスムーズに導入することが可能です。
STEP1:LINE公式アカウントを開設する
まず、情報発信の拠点となるLINE公式アカウントを開設します。すでに運用中のアカウントがあればそれを利用できます。
このアカウントを通じて、イベントの告知やチケット販売の案内を利用者へ届けます。
STEP2:連携できる電子チケット販売サービスを選定する
次に、開設したLINE公式アカウントと連携できる電子チケット販売サービスを選びます。
サービスによって手数料や機能、サポート体制が異なるため、イベントの規模や目的に合ったシステムを選定することが重要です。
STEP3:イベントページを作成しチケット情報を設定する
契約した電子チケットサービスの管理画面にログインし、イベントの販売ページを作成します。
イベント名、開催日時、会場、チケットの券種や価格、販売枚数などを設定し、支払い方法の選択なども行います。
STEP4:作成した販売ページをLINEで告知する
最後に、作成した販売ページのURLをLINE公式アカウントで告知します。
メッセージ配信機能やリッチメニューを活用することで、効果的に販売ページへ誘導できます。
利用者向け|LINE電子チケットの購入から入場までの使い方
ラインで案内される電子チケットの購入から当日の入場方法まで、利用者側の使い方・流れは非常にシンプルです。
スマートフォン一つで完結するため、紙チケットのような手間がかかりません。
LINEで電子チケットを購入・受け取る方法
主催者のLINE公式アカウントなどから送られてきた販売ページのURLにアクセスし、チケットを購入します。
決済が完了すると、購入完了メールやLINEでの通知が届き、指定された方法でチケットの受け取り方が案内されます。
同行者へチケットを分配(譲渡)する具体的な手順
複数枚のチケットを購入した場合、同行する友人や家族にチケットを渡す必要があります。
多くの電子チケットサービスには「分配」機能が備わっており、購入サイトのマイページなどから分配したい相手を選択し、LINEやメールで専用のURLを送ることでチケットを渡すことができます。
イベント当日に電子チケットで入場する方法
イベント当日は、自身のスマートフォンで電子チケットの画面を表示し、会場の受付スタッフに提示します。
QRコードを読み取ってもらったり、電子スタンプを押してもらったりと、入場方法はサービスによって異なります。
LINE連携できる電子チケットシステムの選び方のポイント
ラインと連携可能な電子チケットのシステムやサービスは数多く存在し、どれを選べば良いか迷うことも少なくありません。
料金体系、機能、サポート体制の3つのポイントで比較検討することがおすすめです。
導入コストや販売手数料などの料金体系で比較する
電子チケットシステムの料金体系は、主に初期費用、月額費用、販売手数料で構成されます。
小規模イベント向けには初期・月額費用が無料で、売れた分だけ手数料が発生するプランが人気です。
座席指定やリセール機能など必要な機能の有無で選ぶ
必要な機能が搭載されているかも重要な選定基準です。座席指定機能やライブ配信連携、公式のリセール機能の有無を確認しましょう。
自社のイベントに必要な機能を洗い出し、それを満たすサービスを選びます。
トラブル発生時にも安心なサポート体制で選ぶ
初めて電子チケットを導入する場合や、大規模なイベントを運営する際には、予期せぬトラブルが発生する可能性も考慮すべきです。
電話やメールでの問い合わせ窓口の有無や、対応時間などを事前にチェックしておくと安心です。
おすすめのLINE電子チケットサービス3選

ここでは、LINEと連携できるおすすめの電子チケットサービスを3つ厳選して紹介します。
それぞれに特徴があるため、自社のイベント規模や目的に合わせて最適なシステム・サービスを見つける参考にしてください。
第1位:crowdbasket ― 初心者でも簡単に導入できる手軽さが魅力
crowdbasket(クラウドバスケット)は、特に個人主催の小規模イベントや、初めて電子チケットを導入する方におすすめのLINE完結型サービスです。専門知識がなくても、直感的に販売ページを作成できる手軽さが最大の魅力です。
主な機能・特徴: LINE公式アカウントと完全に連携し、購入者は新たなアプリを入れずにLINE内でチケットやグッズの購入が完結します。購入後のメッセージ配信(セグメント配信)などもLINE上で行えます。
料金・費用: 初期費用や月額費用は無料で、チケット売上に応じた手数料(数%)が発生する成果報酬型のため、コストを抑えてスタートできます。
こんな人におすすめ: LINEを活用して手軽に早く電子チケット販売を始めたい方、ファンとの継続的なコミュニケーションを重視する方におすすめです。
第2位:LivePocket-Ticket- ― 多彩な機能と圧倒的な知名度
LivePocket-Ticket-(ライブポケット)は、エイベックスが運営する国内最大級のセルフサーブ型チケットサービスです。LINE専用設計ではありませんが、LINE等でURLを共有するだけで簡単に販売・分配が可能です。
主な機能・特徴: 座席指定、抽選販売、アンケート機能、割引コード発行など、チケット販売に必要な機能が網羅されています。入場は専用アプリでQRコードを読み取るため、複数スタッフでのスムーズな受付が可能です。
料金・費用: 初期費用・月額費用は無料。販売手数料は5%(購入者負担に設定可能)とリーズナブルです。
こんな人におすすめ: 音楽ライブ、フェス、演劇など、多機能な販売設定(座席指定や抽選など)が必要なイベント主催者におすすめです。
第3位:teket(テケト) ― 音楽イベントやデータ分析に強み
teket(テケト)は、特にクラシック音楽や吹奏楽、劇団などのイベントに強みを持つ電子チケットサービスです。座席指定機能が使いやすく、顧客データの分析・管理機能に優れています。
主な機能・特徴: 直感的な操作で会場の座席表を作成・指定販売できるのが最大の特徴です。購入者の属性データや来場履歴を分析し、次回のイベント案内に活かすマーケティング機能が充実しています。
料金・費用: 無料イベントの利用は完全無料。有料チケットの場合は販売手数料(8%+税など)がかかります。
こんな人におすすめ: クラシックコンサートや舞台公演など、細かな座席指定が必要な方や、来場者データを分析してリピーター育成に活かしたい方におすすめです。
LINEの電子チケットに関するよくある質問
ここでは、ラインで利用する電子チケットの導入や利用を検討している方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q. 当日スマホの充電が切れた場合、電子チケットは無効になりますか?
基本的にはチケットを提示できないため入場できません。主催者によっては身分証明書による本人確認と購入履歴の照合で対応してくれる場合もありますが、モバイルバッテリーの持参が最も確実な対策です。
Q. 購入した電子チケットをスクリーンショットで提示しても入場できますか?
ほとんどの場合、スクリーンショットでの入場は認められていません。不正な複製や転売防止のため、画面上でアニメーションが動いたりQRコードが一定時間で更新されたりする仕組みになっています。
Q. 複数枚購入した電子チケットを友人に渡すにはどうすれば良いですか?
各電子チケットサービスが提供する「分配」機能を利用して渡します。購入者がサイトやアプリ上で分配手続きを行い、同行者にLINEやメールなどで専用のURLを送信するのが一般的な方法です。
まとめ
ラインと連携した電子チケットでイベントを運営することは、主催者にとってはコスト削減や業務効率化、利用者にとっては利便性の向上という大きなメリットがあります。
導入手順はシンプルで、適切なサービスを選べば誰でも簡単に始めることが可能です。本記事で紹介した選び方のポイントやおすすめサービスを参考に、ぜひ電子チケットの導入を検討してみてください。